胆道がんの主な原因

現状は胆道がんに関して発症率が低いために、医学的に決定的要因は証明されていません。ですが、発症リスクを高めるであろう危険因子があります。

◼︎ 性別、年齢

< 胆のうがん >
女性で40歳未満での発症は稀で、40代後半から増加し、60〜70代で最も発症リスクが高まります。

< 胆管がん >
男性に多いがん種です。70代に最も多く、加齢は一つの危険因子になります。

◼︎ 食生活や体質

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高カロリーのものを過剰摂取し、野菜果物などの食物繊維などの成分を摂取していない状態は、リスクを高めてしまいます。

また、肥満体型であったり、出産回数が多い方などは、発症リスクが上がるようです。

◼︎ 胆石

石があると、その部位の刺激になってしまいます。体内に異物があると、その周辺細胞の傷や働きに悪影響を及ぼし、炎症を引き起こします。直接の原因はこの炎症と言われています。

胆のうがんが発症する比率は、胆石手術をされた患者さんの1〜2%程度です。また胆のうがんの約60%に、胆石の合併が見受けられます。

◼︎ 膵胆管合流異常

胆管は十二指腸に流れ込む所で膵管と合流しますが、その合流に生まれつき異常がある場合、刺激の強い膵液が胆管に常に逆流してしまいます。

もし胆管拡張も合併している場合、膵液が胆管に溜まり胆管がんが発症しやすくなります。また胆管拡張がない場合は、膵液が胆嚢に溜まり胆のうがんが発症しやすくなります。

◼︎ 先天性胆道拡張症

胆管がんや胆嚢がんが高い比率でできることが知られています。この病気では膵液が胆管・胆嚢内に逆流するために、がんが発症すると考えられています。

◼︎ 原発性硬化性胆管炎や胆嚢結石などの疾患

原発性硬化性胆管炎は、胆管に慢性の炎症を起こす病気で、胆管がんを約10%の比率で合併します。

胆嚢結石は、胆のうがんの原因になると言われていますが、詳細は不明です。

また、胆管炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患なども、胆道がんのリスク要因になると言われています。

◼︎ インクの洗浄剤

2012年、西日本にあるオフセット校正印刷会社の元従業員が、高頻度で胆管がんになっていたことが明らかになりました。
その後の調査で、インクの洗浄剤に含まれる薬品の一種「1、 2ジクロロプロパン」が、胆道がんの原因になったのではないかと言われています。

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