悪性骨腫瘍の主な治療方法

腫瘍の種類や性格により、選択される治療法が異なりますが、外科手術、放射線治療、抗がん剤などの化学療法が中心となります。

◼︎ 外科手術

腫瘍を全切除することを第一目的とし、第二に切除した骨・関節・軟部組織の再建と機能回復が目的となります。方法としては、正常な組織で腫瘍を包み込むように切除する「広範切除術」が基本です。

腫瘍をかき出すような「掻爬術」による手術は、再発の確率が高く転移の危険性が増すため行われません。

適切に計画通りに「広範切除術」が行われた場合の局所再発率は、10%以下であることが明らかになっています。

◼︎ 放射線治療

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放射線で腫瘍細胞を死滅させる局所治療です。
特にユーイング肉腫では効果の高い治療法として選択されますが、その他の悪性骨腫瘍では一般的に放射線の効果はあまり高くないため、術前や術後などに補助的に行われることがあります。

その他、脊椎や骨盤などの手術が難しい場所の腫瘍に対して、外科手術の代わりに行われることもあります。

◼︎ 抗がん剤治療

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有効な悪性骨腫瘍は、骨肉腫やユーイング肉腫などです。軟骨肉腫や線維肉腫にはあまり抗がん剤の効果はありません。
術前に腫瘍を縮小させ安全に手足の機能目的と、術後に目に見えな微小転移巣を撲滅する目的で行われます。

悪性骨腫瘍の各治療

  • 骨肉腫 : 手術 / 抗がん剤
  • 軟骨肉腫 : 手術
  • ユーイング肉腫 : 抗がん剤 / 放射線 / 手術
  • 悪性線維性組織球腫 : 手術 / 抗がん剤
  • 線維肉腫 : 手術
  • 血管肉腫 : 放射線 / インターロイキン2 / 抗がん剤

悪性軟部肉腫の各治療

  • 悪性線維性組織球腫 : 手術 / 抗がん剤
  • 脂肪肉腫 : 手術
  • ユーイング肉腫 : 抗がん剤 / 放射線 / 手術
  • 悪性線維性組織球腫 : 手術 / 抗がん剤
  • 線維肉腫 : 手術
  • 血管肉腫 : 放射線 / インターロイキン2 / 抗がん剤

悪性軟部肉腫の各治療

  • 悪性線維性組織球腫 : 手術 / 抗がん剤
  • 脂肪肉腫 : 手術
  • 悪性末梢神経鞘腫瘍 : 手術
  • 平滑筋肉腫 : 手術 / 抗がん剤 / 放射線
  • 横紋筋肉腫 : 手術 / 抗がん剤 / 放射線
  • 滑膜肉腫 : 手術 / 抗がん剤

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