乳がんの主な治療方法

各治療法

◼︎ 外科療法

方法は、乳がんのステージによって異なります。
乳房を温存して部分切除する乳房温存手術と、乳房全てと周囲の組織を切除する全乳房切除術です。乳がん切除と同時に脇下のリンパ節切除する方法もあります。

● リンパ節郭清
基本的には乳がん切除と同時にリンパ節も切除します。乳がんはリンパ節への早期転移があるため、リンパ節への再発転移予防にもなります。

◼︎ 放射線療法

放射線でがん細胞を死滅させる方法です。乳がんの場合では、外科療法で切除後に再発予防目的で行うことが多いです。局所的に放射線を照射しますが、照射領域にある臓器には副作用が現れることもあります。

◼︎ 化学療法

がん細胞の細胞分裂に働きかけ、がん細胞を死滅させる効果があります。乳がんは化学療法が効果的というデータがありますが、がん細胞以外の正常細胞にも作用するため副作用が出やすいのがデメリットです。

◼︎ ホルモン療法

乳がんのがん細胞増殖には、女性ホルモンを必要とする細胞と必要としない細胞があります。切除した細胞から種類を見分け、女性ホルモンに影響されやすい場合はホルモン療法が有効です。また進行した再発乳がんでも、ホルモン療法の効果が証明されています。

◼︎ 分子標的薬

乳がんの20〜30%は、細胞表面に「HER2タンパク」と呼ばれるたんぱく質を持っています。HER2タンパクが過剰に発現してしまうと、乳がんの予後にも関わってきます。そのため、このたんぱく質のみを標的にできる薬が開発されました。

それが分子標的薬の「トラスツズマブ(ハーセプチン)」と呼ばれるものです。 標的となった分子のみに作用するため、通常の化学療法よりも正常細胞への影響が少なく副作用が少ないとされています。

乳房パジェット病の治療

基本的には乳房切除術が行われますが、がんの広がりの程度により乳頭部と乳輪部、合わせて一部の正常組織部を切除する乳房温存療法が可能な場合もあります。その際は、放射線療法と組み合わせて行われます。

◼︎ 外科療法

乳房を温存して部分切除する乳房温存手術が行われます。

◼︎ 放射線療法

放射線でがん細胞を死滅させる方法です。

◼︎ センチネルリンパ節生検

リンパ節への転移の有無を確認するため「センチネルリンパ節生検」を行います。

多くの場合、美容的な観点から乳房温存療法を希望される方がいますが、がんの位置や進行の程度により乳房全体を切除しなければならないケースもあります。

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