食道がんとは・・・

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食道がんは発生部位により、「頸部食道がん」「胸部食道がん」「腹部食道がん」に分けられ、さらに組織分類により、扁平上皮がんと腺がんに分類されます。

日本人の食道がんは、食道中央付近の胸部食道から発生し、次いで1/4が下部の腹部食道に発生します。

食道がんの原因

日本では食道がんの90%以上が扁平上皮がんで、罹患率は40歳以降、特に男性に増加する傾向にあります。リスク要因としては、胃・食道逆流症や肥満などがあげられ、中でも「喫煙と飲酒」は発がんリスクをより高くしているようです。

食道がんの症状

食道がんの症状 自覚症状がほぼありません

自覚症状がほぼありませんが、初期症状として代表的なものでは、食道がしみるような感覚や、食べ物を飲み込んだ際にチクチクした痛みなどがあります。ですが多くの場合、がんが大きくなるにつれ、この症状は感じなくなってしまいます。

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食道がんの検査・診断

内視鏡とCT検査が中心となります。また、がん細胞の深度やリンパ節転移の状態を見るために超音波内視鏡検査を行うこともあります。

  • 内視鏡検査
  • X線検査
  • 病理検査
  • CT・MRI検査
  • エコー(超音波)検査
  • PET検査
  • 腫瘍マーカー

食道がんの治療方法

食道がんの主な治療法 内視鏡的切除術 / 切除手術 / 化学放射線療法 / 抗がん剤治療

病期の進行度に応じて大きく4つの治療法があります。

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食道がんの生存率

食道がんも他がん腫と同様に、ステージ・年齢・全身状態等によって条件は変わるため、下記内容はある程度の目安であることを忘れないでください。

  • ステージ0期 : 5年生存率は約70〜80%
  • ステージ1a〜1b期 : 5年生存率は、切除手術ができた場合で約50〜60%
  • ステージ2a〜2b期 : 5年生存率は、切除手術ができた場合であっても約30〜50%
  • ステージ3a〜3c期 : 5年生存率は、切除手術ができた場合であっても約10〜30%
  • ステージ4期 : 5年生存率は、約5〜10%

食道がんの転移・再発・末期

食道粘膜にがんが留まっているケースではほぼ転移はありません。ですが、粘膜下層にがんが届いてしまうと、約50%程の確率でリンパ節転移が起こります。主な転移先は、リンパ節、肺、肝臓、骨、脳などです。

また、食道がんの再発はほぼ、骨、リンパ節、肺、肝臓などの臓器への転移と言われています。さらに転移と同様に、食道で発生したがんは、全身に広がる危険性を持っています。

末期まで進行すると、根治が困難な状態で治療法がありません。治療目的としては余命を延長する、抗がん剤治療(化学療法)・放射線治療・緩和ケアになります。手術で、腫瘍を取り除くことはできません。

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