喉頭がん ステージごとの生存率

喉頭がんは、がんが発生した箇所によって症状・治療法はもちろん、生存率なども異なります。

また、初期症状はほぼ感じられないか、声がれなどが多いため大変わかりづらいです。
ですが、早期発見・早期治療ができれば、完治が期待できるがん種でもあります。気になる症状がある場合は、検査を受けてみましょう。

5年生存率 10年生存率
ステージI 99.1 % 89.4 %
ステージII 82.6 % 60.5 %
ステージIII 78.4 % 48.8 %
ステージIV 47.6 % 52.8 %

声門がんステージ0〜1b期

0期

  • ・0期
  • 上皮内にとどまっている、最も初期段階である状態です。上皮内がんとも呼ばれます。
    病変を完全切除できれば100%完治するケースがほとんどです。

1a期

  • ・1a期
  • がんが片側の声帯にとどまっており、声帯の機能正常な状態です。

1b期

  • ・1b期
  • がんが両側の声帯に浸潤していますが、声帯の機能は正常な状態です。

5年生存率は99.1%で、10年生存率は89.4%です。
主な症状として、ザラザラしたような声などの嗄声(声がれ)があげられます。2週間以上も声の異常が続くようであれば、専門医を受診することをお勧めします。

基本治療は、発声機能を温存できる放射線療法が行われます。ですが浸潤・転移が認められる場合は、放射線療法の効果がないことがあるため、その際には喉頭部分切除術やレーザー切除などが検討されます。

声門がんステージ2期

2期

  • がんが声門の上部か下部まで広がっている状態、または声帯の動きに制限がある状態です。

5年生存率は82.6%で、10年生存率は60.5%です。
1期と同様の症状が現れます。そのため、2週間以上も声の異常が続くようであれば、専門医を受診することをお勧めします。

基本治療は、発声機能を温存できる放射線療法です。ですが、がんの状態によっては、喉頭部分切除術、喉頭全摘出術などが選択されるケースもあります。

声門がんステージ3期

3期

  • 声帯の動きが悪く、がんが喉頭内に広がっていて、3cm以下のリンパ節転移が1つ認められる状態です。

5年生存率は78.4%で、10年生存率は48.8%です。
ザラザラしたような声などの嗄声(声がれ)が酷くなります。もしくは、声門が狭くなることで呼吸がしづらい、息苦しいなどが現れます。それとともに、血痰が出るケースもあります。

主な治療法は、喉頭全摘出術・喉頭部分切除術・放射線療法で、第一選択は喉頭全摘出術です。喉頭全摘手術を行うと術前と同じように声は出ないため、リハビリによる代用音声習得が必要です。
また、場合によっては、放射線療法でコントロールできるケースもあるため、その際はできる限り、放射線療法と化学療法が行われます。

声門がんステージ4a〜4c期

4a期

  • ・4a期
  • がんが喉頭を超えて咽頭や頭部、食道まで浸潤しており、リンパ節転移が多数認められる状態です。

4b期

  • ・4b期
  • がんが喉頭の外側の組織を越えて、頸動脈の周りを囲む椎前間隙や縦隔に広がっており、6cmを超えるリンパ節転移がある状態です。

4c期

  • ・4c期
  • がんが喉頭を超えて咽頭や頭部、食道まで浸潤しており、リンパ節転移が多数認められ、肺などにも遠隔転移がある状態です。

5年生存率は47.6%で、10年生存率は52.8%です。
成長したがんによって気道や食道が狭くなり、呼吸困難・嚥下障害などが起こります。また、喉頭を超えたがんが、咽頭・食道・甲状腺などに広がっていくために声がかれるなど、浸潤・転移した先の特有な症状も現れます。

基本治療は、喉頭全摘出術です。声帯を失うことになるため、術後は安静が必要な期間を過ぎてから、積極的に機能(話すこと、食べること)を回復するためのリハビリによる代用音声習得が必要です。

遠隔転移が認められる場合は、化学療法が中心です。また、症状がひどい場合や患者さんの体力が化学療法などに耐えられない場合は、症状の軽減目的である緩和ケアがメインとなります。/p>

声門上がんステージ0〜1期

0期

  • ・0期
  • 上皮内にとどまっている、最も初期段階である状態です。上皮内がんとも呼ばれます。
    病変を完全切除できれば100%完治するケースがほとんどです。

1期

  • ・1期
  • がんが声門上部の一亜部にとどまっている状態です。

5年生存率は99.1%で、10年生存率は89.4%です。
主な症状は、食べ物を飲み込んだ際の痛み、異物感、いがらっぽさなどがあります。そのままにしていると、耳に痛み(放散痛)が現れてきます。

主な治療は、発声機能を温存できる放射線療法が行われます。ですが浸潤・転移が認められる場合は、放射線療法の効果がないことがあるため、その際には喉頭部分切除術などが検討されます。

声門上がんステージ2期

2期

  • がんが喉頭内の隣接部位まで進展していますが、喉頭内にとどまっている状態です。

5年生存率は82.6%で、10年生存率は60.5%です。
1期と同様の症状が現れます。そのままにしていると、耳に放散痛が現れてきます。

基本治療は、発声機能を温存できる放射線療法です。ですが、がんの状態によっては、喉頭部分切除術、喉頭全摘出術などが選択されるケースもあります。
喉頭全摘手術を行うと術前と同じような発声が出ないため、リハビリによる代用音声習得が必要です。また、喉頭がんは治療後1~2年で再発することが多く、最低でも5年の経過観察を受けなくてはなりません。

声門上がんステージ3期

3期

  • 声帯が全く動かなくなっていたり、3cmより小さい頸部リンパ節転移を一個認める状態です。

5年生存率は78.4%で、10年生存率は48.8%です。
1期と同様の症状が現れることがあります。がんが進行して声帯に拡がると、声がれや呼吸困難などの症状が出てきます。

進行した喉頭がんの治療には最初から手術が選ばれることも少なくありません。ですが、手術による喉頭がんの切除は発声機能を失ってしまうケースも多く、可能な限り放射線や抗がん剤による治療が行われます。

喉頭部全摘出となり発声機能を失っても食道の振動を利用したリハビリによる代用音声習得方法があります。
ただし、喉頭がんは治療後1~2年で再発することが多く、最低でも5年の経過観察を受けなくてはなりません。

声門上がんステージ4a〜4c期

4a期

  • ・4a期
  • がんが喉頭を超えて咽頭や頸部、食道まで浸潤しており、リンパ節転移が多数認められる状態です。

4b期

  • ・4b期
  • がんが喉頭の外側の組織を超えて、頸動脈の周りを囲む椎前間隙や縦膜に広がっており、6cmを超えるリンパ節転移が認められる状態です。

4c期

  • ・4c期
  • がんが喉頭を超えて咽頭や頸部、食道まで浸潤しており、リンパ節転移が多数存在し遠隔転移が認められる状態です。

5年生存率は47.6%で、10年生存率は52.8%です。
成長したがんによって気道や食道が狭くなり、呼吸困難・嚥下障害などが起こります。また、喉頭を超えたがんが、咽頭・食道・甲状腺などに広がっていくために声がかれるなど、浸潤・転移した箇所特有の症状も現れます。

基本的な治療は、喉頭全摘出術です。声帯を失うことになるため術後は、安静が必要な期間を過ぎてから、積極的に機能(話すこと、食べること)を回復するためのリハビリによる代用音声習得が必要です。

遠隔転移が認められる場合は、化学療法が中心です。また、症状がひどい場合や患者さんの体力が化学療法などに耐えられない場合は、症状の軽減目的である緩和ケアがメインとなります。

声門下がんステージ0〜1期

0期

  • ・0期
  • 上皮内にとどまっている、最も初期段階である状態です。上皮内がんとも呼ばれます。
    病変を完全切除できれば100%完治するケースがほとんどです。

1期

  • ・1期
  • がんが声門下部にとどまっている状態です。

5年生存率は99.1%で、10年生存率は89.4%です。
症状はほぼなく、進行してから発見されるケースが多いです。

主な治療は、発声機能を温存できる放射線療法が行われます。ですが浸潤・転移が認められる場合は、放射線療法の効果がないことがあるため、その際には喉頭部分切除術などが検討されます。

声門下がんステージ2期

2期

  • がんが声帯に及んでいますが、声帯の機能は問わない状態です。

5年生存率は82.6%で、10年生存率は60.5%です。
1期と同様、進行するまで症状がほぼ分からないため、発見が遅れがちになります。

基本治療は、発声機能を温存できる放射線療法です。ですが、がんの状態によっては、化学療法の併用や喉頭部分切除術、喉頭全摘出術などが選択されるケースもあります。

喉頭全摘手術を行うと術前と同じような発声が出ないため、リハビリによる代用音声習得が必要です。また、喉頭がんは治療後1~2年で再発することが多く、最低でも5年の経過観察を受けなくてはなりません。

声門下がんステージ3期

3期

  • がんが喉頭内に広がり声帯が全く動かないか動きが悪く、3cmより小さい頸部リンパ節転移を1個認める状態です。

5年生存率は78.4%で、10年生存率は48.8%です。
進行が進むと、声がれ、血痰、呼吸困難などといった症状が現れてきます。

進行した喉頭がんの治療には最初から手術が選択されることも少なくありません。ですが、手術による喉頭がんの切除は発声機能を失ってしまうことも多いため、可能な限り放射線療法や化学療法などによる治療が行われます。

喉頭部全摘出となり発声機能を失っても食道の振動を利用したリハビリによる代用音声習得方法があります。
ただし、喉頭がんは治療後1~2年で再発することが多く、最低でも5年の経過観察を受けなくてはなりません。

声門下がんステージ4a〜4c期

4a期

  • ・4a期
  • がんが喉頭を超えて咽頭や頭部、食道まで浸潤し、リンパ節転移も多数認められる状態です。

4b期

  • ・4b期
  • がんが喉頭の外側の組織を越えて、頸動脈の周りを囲む、椎前間隙や縦隔に広がっており、6cmを超えるリンパ節転移が認められる状態です。

4c期

  • ・4c期
  • がんが喉頭を超えて咽頭や頭部、食道まで浸潤しリンパ節転移も多数存在、肺などにも遠隔転移が認められる状態です。

5年生存率は47.6%で、10年生存率は52.8%です。
成長したがんによって気道や食道が狭くなり、呼吸困難・嚥下障害などが起こります。また、喉頭を超えたがんが、咽頭・食道・甲状腺などに広がっていくために声がかれるなど、浸潤・転移した箇所特有の症状も現れます。

基本的な治療は、喉頭全摘出術です。声帯を失うことになるため術後は、安静が必要な期間を過ぎてから、積極的に機能(話すこと、食べること)を回復するためのリハビリによる代用音声習得が必要です。
場合によっては、放射線療法や化学療法が選択される場合もあります。

遠隔転移が認められる場合は、化学療法が中心です。また、症状がひどい場合や患者さんの体力が化学療法などに耐えられない場合は、症状の軽減目的である緩和ケアがメインとなります。

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