白血病とは・・・



白血病

完全に成熟していない白血球が異常増殖し、かつ正常な血液細胞が減少する血液のがんです。そのため、異常な白血球が大量にあると血液が白っぽく見えることがあります。白血病は小児〜高齢者まで広く発症します。

日本での白血病は、がん全体の2〜3%にあたる珍しいがんで、幼児がんで比較すると、白血病の中のリンパ性白血病の発症率は、他がん種の発症率よりも高くなっています。

白血病は一度発症すると、赤血球や血小板などの正常細胞の増殖を阻害してしまいます。それにより、血液本来の役割が果たせず、貧血や血液の止血機能障害によるさまざまな出血症状が起こります。
加えて身体の免疫機能が崩壊し、2次的な感染症に非常にかかりやすい状態となります。

◼︎ 白血病の分類

大きくわけて2種類あり「骨髄性白血病」と「リンパ性白血病」です。

「骨髄性白血病」は、白血球のうちの顆粒球(骨髄球)に分化・成熟する傾向のある芽球ががん化したものを指します。一方「リンパ性白血病」は、白血球のうちのリンパ球に分化する傾向のある芽球ががん化したものです。

また、白血病は進行速度により「急性」と「慢性」に分けられます。
大きくは急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病 (ALL)、慢性骨髄性白血病 (CML)、慢性リンパ性白血病(CLL) の4つになります。

白血病の原因

医学的に完全には解明されてはいませんが、要因の一部は分かってきています。代表的な要因は、放射線被ばくです。

広島と長崎の原子爆弾、そしてチェルノブイリ原子力発電所事故のあとその周辺で白血病が増加したため要因の一つと考えられています。

白血病の症状

白血病の症状 症状は様々

症状は様々で、発症しても身体のどこかにがんが生じることはなく、外見的にも白血病だと分かるような特徴的な症状もありません。
急性と慢性では症状が異なりますが、白血病が進行すると以下のような症状が現れます。

白血病の検査・診断

検査

末梢血液検査と骨髄穿刺(骨髄検査)が主です。これらの検査で95%は診断がつきます。

  • 末梢血液検査
  • 骨髄穿刺(こつずいせんし)

白血病の治療方法

がん化した白血病細胞を排除し、正常な血液を作り出せる身体に戻すことが治療目標となります。治療法や抗がん剤の種類は白血病の種類や病期によって変わるため、自分の病状をしっかりと把握した上で治療を行いましょう。

白血病の主な治療法 抗がん剤療法 / 放射線療法 / 造血幹細胞移植

白血病の生存率

急性骨髄性白血病(AML) : 寛解導入療法を受けた場合、完全寛解率は70%以上
急性リンパ性白血病(ALL) : 寛解導入療法によって約70〜80%は完全寛解し、その後約20〜40%は長期寛解を維持
慢性骨髄性白血病(CML) : 約90%が長期生存を確認
慢性リンパ性白血病(CLL) : 症状の進行が遅いため約5〜20年

白血病の転移・再発・末期

白血病は、身体中に張り巡らされている血液(骨髄)のがんになるため、転移という言葉は使わず「浸潤」と呼ばれています。
この白血病細胞が増殖することで、肝臓、脾臓、リンパ節、中枢神経系、腎臓、性腺などに広がり、臓器障害や感染症などが起こりやすくなります。また、再発もしやすいです。

慢性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病など、いくつかの白血病の種類がありますが、どの白血病であっても、最も恐れるべきなのは「合併症」になります。
白血病を発症すると白血球などの免疫機能が崩れるため、免疫力が低下し、肺炎や敗血症などの感染症にかかり死亡するケースが大半です。

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