白血病の転移

白血病は、身体中に張り巡らされている血液(骨髄)のがんになるため、転移という言葉は使わず「浸潤」と呼ばれています。

この白血病細胞が増殖することで、肝臓、脾臓、リンパ節、中枢神経系、腎臓、性腺などに広がり、臓器障害や感染症などが起こりやすくなります。

【主な症状】
腫瘍熱 / 骨痛 / 歯肉腫脹 / 肝脾腫 / リンパ節腫脹 / 皮膚病変 など
【中枢神経に浸潤した場合】
頭痛や意識障害などの様々な神経症状

白血病の再発

白血病の治療により、体内にある白血病細胞を全消滅させ造血幹細胞移植を行い、完全寛解状態になったとしても、わずかに残った白血病細胞が引き金となり再発する可能性があります。

再発したケースや、治療薬が効きづらい種類の白血病では予後が悪いです。特に再発した白血病は、抗がん剤の効果が少なく増殖速度も早いため、治療が困難だと言われています。

白血病を発症後5年以降はほぼ再発はないと言われ、5年経てば「寛解」という事になります。日本での急性骨髄性白血病は、白血病の中で約60%を占めており、治療によって完全寛解になる方は約80%で、そのうち5年間再発しない人は約50%と言われています。

白血病の末期

白血病には、一般的ながんの目安としてのステージ(病期)がありません。

急性白血病の場合は、急性の時点でがんが急激に進行していることを指すため、他がん種で言うⅣ期(末期状態)と同等であると考えられています。そのため、放置していれば数日から数週間で死亡してしまいます。

慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病の場合では慢性白血病となり、比較的ゆっくりと病状が進むため他がん種と同じような扱いになります。

ただし慢性骨髄性白血病の場合は、だいたい2〜10年以内に必ず急性転化(末期状態)に移行してしまいます。急性転化を起こすと化学療法(抗がん剤治療)が効かなくなり、約9割の方は3~半年で死亡してしまいます。

そのため、慢性の状態の時にできるだけ早く治療することが重要になるのです。これに対して慢性リンパ性白血病は、あまり急性転化を起こすことはありません。

どの白血病であっても、最も恐れるべきなのは「合併症」になります。白血病を発症すると、白血球などの免疫機能が崩れるため免疫力が低下し、肺炎や敗血症などの感染症にかかり死亡するケースが大半です。

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