肝臓がんの主な検査・診断

血液検査、腫瘍マーカー、エコー(超音波)検査、CTやMRIなどの画像検査を組み合わせて行われるほか、必要な場合に針生検が選択されます。

◼︎ 血液検査

  • AST(GOT) : 肝細胞の破壊に伴い血液に流出する酵素
  • ALT(GPT) : 肝細胞の破壊に伴い血液に流出する酵素
  • γ-GTP : 胆管内で作られる酵素
  • 血小板数 : 血液を固めるはたらきをもつ

◼︎ 腫瘍マーカー
がんが存在することで血液中に増える物質を腫瘍マーカーと呼びます。これらの各数値により、がんの存在や進行経過を調べますが、2cm未満のがんでは数値に現れない場合があり、完全ではありません。

  • AFP : 肝細胞ががん化することで作られる物質
  • PIVKA-II : がん化した肝細胞は凝固たんぱく質を作ることができず、その際に作られる物質
  • AFP-L3分画 : AFPをさらに詳しく調べるために分離した物質

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◼︎ エコー(超音波)検査
身体の表面に超音波をあて、臓器から返ってくる反射を画像に表す検査です。比較的負担が少なく、がんの大きさや個数などを調べることができます。

◼︎ CT・MRI検査
CT検査はX線を身体の外側から照射して、身体の断層を画像に表す検査です。MRI検査は身体に電磁波を作用させることで、身体の断層を画像に表す検査です。
肝臓がんの早期発見に有効な検査法になります。

◼︎ 針生検
腫瘍マーカーや画像診断だけで診断がつけられない際に、エコー(超音波)や腹腔鏡と併用して腫瘍組織を採取して調べます。ただし、まれに針生検により腫瘍が腹腔内に散らばる危険があるため、必要性をよく検討した上で行います。

胆管細胞がんの診断

下記の検査も選択されるケースもあります。

◼︎ 血液検査

  • AST(GOT) : 肝細胞の破壊に伴い血液に流出する酵素
  • ALT(GPT) : 肝細胞の破壊に伴い血液に流出する酵素
  • 直接型ビリルビン : 閉塞性黄疸に関連して上昇
  • LDH : 閉塞性黄疸に関連して上昇
  • γ-GTP : 胆管内で作られる酵素

◼︎ 腫瘍マーカー
各数値により、がんの存在や進行経過を調べますが、初期には数値に現れない場合があり、完全ではありません。

  • CEA : 最も一般的な腫瘍マーカーで、胆管細胞がんの存在により数値の上昇が見られる
  • CA19-9 : 胆管細胞がんを含む消化器系のがんに関連して上昇する物質
  • CA125 : 胆管細胞がんを含む消化器系のがんに関連して上昇する物質

◼︎ 経皮経肝胆管造影(PTC)
胆管に造影剤を注入し、画像に表す検査です。

◼︎ 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
PTCが困難な場合に行われます。内視鏡を用い、十二指腸乳頭部から造影剤を注入して画像に表します。

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