卵巣がんの主な原因

はっきりとした原因は解明されていませんが、複数要因が関係していると考えられています。

◼︎ 初潮が早く、閉経が遅い

卵巣は月経の度に卵子を放出して排卵され、再度卵子を育てる役割を周期的に繰り返しています。
その度に、卵巣細胞は損傷・修復を繰り返しているため、この過程で細胞ががん化してしまい、卵巣がんに発展するのではないかと考えられています。

つまり、月経回数が多ければ多いほど、卵巣がんになるリスクは高まるということになります。

◼︎ 月経前症候群、月経不順、不妊症など

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卵巣がん罹患者は、月経前症候群・月経不順・不妊症などの卵巣機能に何らかの異常が認められる方が多いようです。
また、骨盤内炎症性疾患、多のう胞性卵巣症候群、子宮内膜症も卵巣がんの発症原因の一つとして挙げられています。

他にも、閉経後はゴナドトロピンと言われる性腺刺激ホルモンが過剰に分泌されるため、それが卵巣がんの発症と関わっている可能性もあるようです。

◼︎ 妊娠・出産経験がない

妊娠・出産経験がない人は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの過剰分泌によって、悪性腫瘍の成長が促進されると言われています。

◼︎ 遺伝

卵巣がん罹患者の約10%に遺伝性があると言われています。食生活・嗜好・外部環境など、多くを共有する家族では、同じ病気に罹患しやすいと考えられています。

特に、血縁者に卵巣がんや乳がんになったことがある方がいる場合は、約3倍の確率で卵巣がんを発症しやすいと言われています。

家族性腫瘍として乳がんと同じく、「BRCA1」「BRCA2」と呼ばれるがん抑制遺伝子の変異が知られており、これらの遺伝子に変異があると、発症リスクが高まると言われています。

◼︎ 欧米食(高脂肪食)

卵巣がんは欧米人に多いがんですが、欧米食(高脂肪食)を日常的に食べていると、約2〜3倍の確率で卵巣がんを発症しやすいという研究報告があるそうです。

◼︎ 肥満・高血圧・糖尿病・喫煙

卵巣がんのみならず、全てのがん発症リスクを上げてしまう危険因子になります。

◼︎ 加齢

50~60歳代がピークですが、最近では20~30歳代で卵巣がんを発症する方が増加傾向にあります。死亡率は50歳以降から高くなり、高齢になればなるほど数値が上がります。

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