卵巣がんの主な治療方法

手術(外科療法)、薬物療法(抗がん剤治療)を組み合わせます。手術だけで完治することは極めて稀です。
発見時にはすでに、進行がんが多いことと早期がんでも種類によっては再発の可能性が高いことがあげられます。

そのため、再発の可能性が低いIa期の細胞成熟度の高いがん(高分化がん)を除き、ほとんどの場合に抗がん剤治療が必要となります。

治療方法

ステージごとの治療法

各ステージによっても、卵巣がんの治療法は異なってきます。

◼︎ ステージ1A期

手術は両方の卵巣・卵管・子宮の摘出、大網切除・傍大動脈リンパ節郭清を行うのが基本です。年齢が40歳未満で妊娠されたい場合は、片方の卵巣と卵管摘出・大網切除のみ行い、妊娠機能を保つことも可能です。

◼︎ ステージ1B〜1C期

手術は1A期と同様です。この段階であれば肉眼的に見えるがんは全切除が可能です。術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していなければ、この時点で1期であることが確定し術後に抗がん剤治療を併用します。

◼︎ ステージ2A〜2C期

1期の根治手術に加え、進行部分を併せて切除します。2期でも子宮・卵管など1期の手術範囲内への進展であれば問題ないと言われていますが、直腸表面へ進行している場合も多く、その場合は直腸合併切除が行われます。

また、膀胱側に進行している場合でも、膀胱表面の腹膜切除を行います。これらの方法で、2期の多くのがんは全切除が可能です。

1期よりもがんが広がっているため、術後は抗がん剤治療が必要になります。手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していなければ2期が確定します。

◼︎ ステージ3A〜3C期

状態により手術で大部分のがんが切除可能な場合もあります。ですが、広範囲に転移がある場合は全切除ができないこともあり、その場合、効果的な化学療法が選択されます。

手術前の検査(試験開腹)でも切除は困難だと予測される場合は、術前に抗がん剤を用いてがんを縮小させてから手術する方法もあります。

◼︎ ステージ4期

腹腔内は3期の状態になっている場合が多く、治療の形式は3期と根本的に同じです。

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