すい臓がんの一般的な検査・診断

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すい臓がんの検査は、血液検査、画像診断、内視鏡検査、組織検査で行われます。

◼︎ 血液検査

膵酵素アミラーゼ、エラスターゼなどの数値の上昇や腫瘍マーカーCEA、CA19−9、DUPAN−2などの数値の上昇、耐糖能異常HbA1c、血糖などの数値の上昇、インスリンの低下がすい臓がんを疑う参考になります。

血清アミラーゼ(膵酵素アミラーゼ)の基準値の変動範囲は60~250IU/lです。すい臓がんが疑われる場合、2〜3倍の高値を持続します。腫瘍マーカーは、早期ではあまり高い数値が出ないため、早期発見には限界があるとされています。

◼︎ 画像検査

画像検査では、腹部エコー、CT、MRIで膵臓に腫瘍が見つかることが多く、診断の上で重要になります。腫瘍の大きさが1cm以上ないと腫瘍かどうか明らかにならないため早期がんを見つけることはできません。

● 腹部エコー

簡単で非侵襲のため、膵病変の検査として役立ちます。腹痛・背痛・黄疸などの具体的な症状が現れている場合は、超音波(エコー)検査が選択されます。

● 造影CT検査

腹部超音波(エコー)検査で異常がある、または異常がはっきりしない時でも、症状や検査などのデータから膵臓に何らかの兆しがあれば行います。この検査は、周辺臓器の転移やリンパ節転移なども検査することが可能です。

画像検査から病状が決定されない場合は、症状などに合わせて「MRI検査、超音波内視鏡検査(EUS)、ERCP、MRCP、PET」などの検査も組み合わせて総合的に確定されます。

すい臓がんの病理検査

■ 内視鏡検査

内視鏡検査は、十二指腸内視鏡を用いて十二指腸乳頭開口部より細いチューブを挿入し、胆管・膵管を造影する内視鏡的逆行性胆管膵管造影法(ERCP)です。

直接膵管に挿入する膵管鏡は、内視鏡先端に超音波振動子を装着し、内視鏡直視下に胃や十二指腸の管腔内より超音波検査を行い、膵の情報を得る超音波内視鏡などもあります。

主に腫瘍の性質や広がりをみる精密検査として行われます。また、内視鏡的逆行性胆管膵管造影法(ERCP)の際に、膵液や胆汁を採取して細胞診断を行い、がんの確定診断も行います。

■ 組織検査

腹部に針を刺して腫瘍組織の一部を採る針生検、内視鏡を使って膵管から組織を採取する方法などがあります。

針生検はがん細胞を採取する際、腹部内にがん細胞を飛び散らす可能性があることから、国内ではあまり一般的ではありませんが、がんの確定診断を行うためには重要な検査です。

膵臓に腫瘍があること、その腫瘍ががん以外の原因によるものではないことを確定し、腫瘍の大きさと、周辺臓器への浸潤やリンパ節、肝臓、肺などへの転移を調べます。

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