すい臓がんの主な治療方法

すい臓がん治療の基本は、周囲の正常と思われる組織を含めたがん病巣を外科的切除することになります。

外科的切除の対象条件は、「膵臓以外の肝臓や肺などに転移していない、腹膜播種ではない、重要となる臓器に栄養を送る大きな血管にがんが広がっていない」これらの条件を満たす際に対象となります。

しかし、すい臓がんと診断された8割の方は切除手術の対象にならないほど進行しているため、症状を緩和させるための手術と抗がん剤、放射線治療による治療となります。

治療方法

◼︎ 外科手術

治療の中で最も効果が高いものは手術です。がんを含めて膵臓と周囲のリンパ節などを切除します。(リンパ節郭清)
すい臓がんステージ1〜4期まで全てが対象ですが、手術を行うには条件があります。

外科手術

  • 肝臓や肺などへの転移がない
  • 腹膜播種がない
  • 重要な臓器に栄養を運ぶ大きな血管にがんが広がっていない

手術は、膵臓がんの位置や広がりによって次のような方法が選ばれます。

  • 膵頭十二指腸切除
  • 膵体尾部切除
  • 膵全摘術
  • バイパス手術

◼︎ 抗がん剤治療

再発予防のために根治手術の1~2カ月後に、補助療法としてジェムザールの抗がん剤治療を行うことが一般的です。

◼︎ ジェムザール : ステージ1〜4期でよく使用される抗がん剤。
◼︎ TS-1 : ステージ4期でよく使用される抗がん剤。

◼︎ 放射線療法

ステージ4期で、手術ができない場合に選択されます。放射線を患部に当ててがんをコントロールします。
すい臓がんが主要な血管を巻き込んでいる場合などで手術できない場合に行われ、化学療法と組み合わせることで効果を高めることが期待できます。

◼︎ 緩和ケア

状態不良で治療が困難な場合は、痛みの緩和を主に行う「緩和ケア」が選択されます。

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