咽頭がんとは・・・

pharynx

咽頭とは鼻の奥と食道の間を繋ぐ筋肉質の管のことを指し、この部位にできたがんを「咽頭がん」と呼びます。

がんが出来た部位により治療法が異なるため、「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」に分類されます。また、中咽頭がんには扁桃があり、その半数が扁桃に発生していることから中咽頭がんを「扁桃がん」と呼ぶこともあります。

咽頭がんの原因

中咽頭がんや下咽頭がんでは飲酒・喫煙が発症要因とされていますが、上咽頭がんはエプスタイン・バールウイルスとの関連が指摘されています。

咽頭がんの症状

咽頭がんの症状 初期段階では自覚症状がほぼありません。
上咽頭がん : 耳症状 / 鼻症状 / 脳神経症状
中咽頭がん : 嚥下時の違和感・異物感、のどがしみるなどがあり、進行している場合は、喋りにくい、飲み込みにくい、呼吸困難、出血などの症状が現れます。
下咽頭がん : 嚥下時の違和感・異物感、しみるなどがあり、その他では耳の奥に鋭い痛みを伴う、声がれなどの症状もあります。

咽頭がんの検査・診断

上咽頭がんと中・下咽頭がんで検査の内容が異なってきます。

上咽頭がん : 上咽頭内視鏡検査 / 臨床検査 / 画像診断
中・下咽頭がん : 視診 / 触診 / 病理検査 / 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査) / 画像診断

咽頭がんの治療方法

上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんで、治療方法が異なります。

上咽頭がん : 脳神経などと隣接しているため、他がん種のように病巣切除といった外科的治療は行いません。一般的に転移の有無や病期に関わらず、首のリンパ節を含む広範囲に放射線を照射します。
中咽頭がん : 放射線療法 / 外科療法 / 化学療法
下咽頭がん : 外科療法 / 放射線療法 / 化学療法
咽頭がんの主な治療法 外科療法 / 放射線治療 / 化学療法

咽頭がんの生存率

◼︎ 上咽頭がんの5年生存率

ステージ0〜1期 : 約90%以上
ステージ2〜3期 : 約60~80%
ステージ4期 : 約40~50%

*上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんで、5年生存率が異なります。

咽頭がんの転移・再発・末期

いずれも治療後の経過はあまり良くなく、再発しやすいがんでもあります。

上咽頭がんはリンパ組織が多いため、症状が現れはじめ診断を行なった時点で70〜80%ほどがリンパ節に転移しています。同様に中・下咽頭がんも、症状が現れはじめ診断を行なった時点で50〜60%程がリンパ節に転移しています。

末期は、発見時では頸部リンパ節転移や喉頭に浸潤が見られる場合も多く、また食道がんと重複して発症しているケースもあります。

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