前立腺がん ステージごとの生存率

前立腺がんは、特に早期発見・治療ができれば、生存率は高い数字を維持でき、高い確率で完治が見込めます。
また、前立腺肥大症の治療や定期検査などで見つかることが多いため、積極的に検査を受けることをお勧めします。

5年生存率 10年生存率
ステージA 100.0 % 100.0 %
ステージB 100.0 % 100.0 %
ステージC 100.0 % 100.0 %
ステージD 64.1 % 40.5 %

前立腺がんステージA期

a1期

  • ・A1期(偶然性前立腺がん)
  • 前立腺肥大症の手術を受けた際、もしくはPSA値が高いために生検を行い、偶然がん見つかった状態です。また、がんが局所しておりグリソンスコア(分化度)が低分化のものになります。
    微小がんのため、成長はしません。

a2期

  • ・A2期(偶然性前立腺がん)
  • 前立腺肥大症の手術を受けた際、もしくはPSA値が高いために生検を行い、偶然がん見つかった状態です。また、がんが局所しておりグリソンスコア(分化度)が低分化のものになります。
    浸潤がんに進むタイプです。

5年生存率・10年生存率ともに、100%です。
初期段階のため、症状はわかりません。そのため、検査などで見つかるケースが多いです。

前立腺がんの基本治療は「待機療法(PSA監視療法」です。
場合によっては外科手術やホルモン療法・放射線療法が選択されるケースもありますが、治療後も再発の目安となるPSA値の上昇を定期的に測定することになります。
その基準は施設によって異なるようですが、外科手術後の基準値は、0.2ng/ml以上の場合に再発とみなされることが多いです。また、放射線療法後は、PSA最低値から+2.0ng/ml以上です。

前立腺がんステージB期

b1期

  • ・B1期(限局性前立腺がん)
  • がんが片側(片葉)に局所しており、前立腺の外に出ていない状態です。前立腺がんの治療後の検査では、再発の目安となるPSA値の上昇を定期的に測定します。
    微小がんが大きくなり、どちらか一方の前立腺内にとどまっています。

b2期

  • ・B2期(限局性前立腺がん)
  • がんが片側(片葉)に局所しており、前立腺の外に出ていない状態です。前立腺がんの治療後の検査では、再発の目安となるPSA値の上昇を定期的に測定します。
    微小がんが大きくなり、両方の前立腺内にとどまっています。

5年生存率・10年生存率ともに、100%です。
初期段階のため、症状はわかりづらいですが、前立腺肥大症の治療などで見つかるケースが多いです。
前立腺肥大症の主な症状は、尿の切れが悪い、残尿感、尿が出にくい、夜間のトイレ回数が多い、尿意が我慢ができないなどの排尿障害です。

前立腺がんの基本治療は「待機療法(PSA監視療法」です。場合によっては外科手術やホルモン療法・放射線療法が選択されるケースもありますが、治療後も再発の目安となるPSA値の上昇を定期的に測定することになります。
その基準は施設によって異なるようですが、外科手術後の基準値は、0.2ng/ml以上の場合に再発とみなされることが多いです。また、放射線療法後は、PSA最低値から+2.0ng/ml以上です。

前立腺がんステージC期

C期

  • がんが前立腺を超えて直腸や膀胱へ浸潤している状態、もしくは精のうにまでがんが及んでいる状態です。また、リンパ節転移は認められません。

5年生存率・10年生存率ともに、100%です。
直腸や膀胱へ浸潤していることもあり、B2期のような排尿障害や血尿などが現れます。

治療法は、外科手術、放射線療法、ホルモン療法が選択されます。また治療後は、再発の目安となるPSA値の上昇を定期的に測定します。C期では、約40%の確率で再発する傾向があります。

前立腺がんステージD期

D期

  • がんが前立腺を超えて、直腸や膀胱へ浸潤している状態です。また、骨盤内側の骨やリンパ節への転移が認められます。

5年生存率は64.1%で、10年生存率は40.5%です。
主な症状はC期と同様ですが、リンパ節転移が起こっていることもあり、転移先の症状も一緒に現れます。例えば、骨転移では腰痛、病的骨折などがあります。肺転移では、息がしにくいなどです。

リンパ節転移や遠隔転移があるため、ホルモン療法が中心となります。場合によっては、化学療法が選択されることもあります。また、症状がひどい場合や患者さんの体力が化学療法などに耐えられない場合は、症状の軽減目的である緩和ケアがメインとなります。

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