胸腺がん ステージごとの生存率

胸腺がんのみならず、どのがん種でも言えますが、組織型・ステージ・年齢・全身状態などで余命は左右されますので、下記の数字はあくまで目安となります。

胸腺がんステージ1期

胸腺1

10年生存率で、約80%。
成人の胸腺は機能していないため、そこからの症状が現れるのはまれです。そのため、初期で発見されることは難しいがん種です。

主な治療は、外科手術です。切除が不完全の疑いがある場合は、放射線療法が行われます。
再発は、約10年経過してから現れるケースがあります。また転移の可能性も高いため、定期的な検診と長期の経過観察が必要です。

胸腺がんステージ2期

胸腺2

5年生存率は、約85〜90%。
1期と同様に、症状が分かりません。ただ、合併症として、自己免疫疾患の一種である「重症筋無力症」を患っている方に、胸腺がんが発見される場合があります。

主な治療法は、外科手術と術後の放射線療法です。再発・転移の可能性はあるため、術後のフォローアップなどは受けるべきでしょう。

胸腺がんステージ3期

胸腺3

5年生存率は、約70〜80%。
症状は2期同様、合併症である自己免疫疾患の検査で発見されるケースが多いです。
胸腺自体からの症状の場合は、胸腺のがんが周囲の臓器を圧迫・浸潤することによる、胸の痛み、咳・痰、呼吸困難、顔や首のむくみなどが現れます。

3期の治療は、切除が難しい場合、術前化学療法を行うことがあります。切除手術では、浸潤している臓器も併せて切除します。術後には放射線治療を併用して行います。

胸腺がんステージ4期

胸腺4a 胸腺4b

5年生存率は、約30〜40%。
リンパ節転移や血行性転移があるため、胸水や呼吸困難などの症状が現れます。

可能であれば手術が行われますが、難しい場合には化学療法・放射線療法・ホルモン療法を組み合わせて治療されます。症状がひどい場合は、緩和ケアが併用されます。

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