抗がん剤治療の副作用と治療中の過ごし方について

2017年10月18日(水)

がんの増殖を抑えることを目的とした抗がん剤治療
がんの三大治療(手術、化学療法、放射線療法)の中の化学療法に分類される。

この抗がん剤治療は副作用が多いことでも有名だが、治療中の過ごし方を気をつければ、そこまで怯えるほどの治療ではないのだ。

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抗がん剤治療について

まず、抗がん剤治療には一体どのような効果があり、
どのような副作用があるのだろうか。
その点を確認していこう。

抗がん剤治療の効果

抗がん剤治療は、がん細胞が細胞分裂する過程に働きかけ、
その増殖を抑制する効果が期待できる。

がん細胞が成長するのに必要な物質の生成を妨げたり、
逆に過剰に作らせたりしてがん細胞の成長を阻害し、死滅へと追い込んでいく。

がんを破壊して完治を目指すことが主な目的だが、そのほかにも、
手術前に抗がん剤治療を行い腫瘍を小さくさせて切除しやすくしたり、
手術後の転移や再発を防ぐ役割でも用いられ
、その効果を発揮する。

抗がん剤治療の副作用

がん治療に光を差し込んだ抗がん剤治療であるが、
その効果ゆえに副作用も多く報告されている。

抗がん剤は、がん細胞自体、もしくは細胞内にある
DNAに致命的な障害を及ぼす効果があり、
細胞分裂が活発ながん細胞は抗がん剤の標的になりやすい。

しかし、細胞分裂するのはがん細胞だけではない。
正常な細胞ももちろん細胞分裂をする。
そのため、抗がん剤の作用を受けやすいのだ。
具体的には血液をつくる骨髄の造血細胞や口腔粘膜、
消化管粘膜、毛根細胞などが抗がん剤の作用を受けやすい。

造血細胞や口腔粘膜、消化管粘膜、
毛根細胞などが抗がん剤により攻撃された結果、
引き起こされてしまう副作用は以下のようなものだ。

抗がん剤治療による副作用 貧血、出血、抜け毛、口内炎、吐き気、下痢など

貧血

抗がん剤により血液をつくる骨髄にある造血幹細胞の機能が妨げられ、
消化管からの出血や赤血球の減少により貧血が起こる。
→対策:貧血が深刻な場合は、輸血による治療を行う。

出血

血小板が減少することで、出血しやすくなる症状が現れる。
鼻血や歯茎からの出血などが起こりやすくなる。
→対策:けがや転倒に注意して生活し、
歯ブラシは毛のやわらかいものを使用して歯茎を傷つけないようにする

抜け毛

毛根が抗がん剤の影響を受けて脱毛を起こすことがある。
抗がん剤の投与期間や投与量によっては頭髪だけではなく
身体の毛まで抜け落ちてしまうこともあるのだ。
→対策:昨今は様々な医療用のウィッグが存在しており、
非常に自然なものも多いため、日常はウィッグを被って生活するといい。
髪を洗う時は頭皮を強く擦ることは避け、すすぎはぬるま湯で軽く流すようにしよう。

口内炎

抗がん剤が口の中の粘膜に作用することによって、口内炎ができることがある。
→対策:口の中を清潔に保っておくことが重要だ。
虫歯や歯周病がある場合は、抗がん剤治療が始まる前に完治させておきたい。
また、こまめにうがいをすると口の中の乾燥を防ぎ、感染の予防にもなる。

吐き気

吐き気は抗がん剤治療の代表的な症状だ。
物を食べると気絶しそうなくらい気持ち悪くなることもあるという。
→対策:まずは担当医に相談し、吐き気を抑える薬を処方してもらおう
食事は無理に食べようとせず、食べられる物を少量ずつ摂取するようにするといい。

下痢

抗がん剤治療の影響で腸内が荒れて炎症を起こし、
下痢の症状を引き起こすことがある。
→対策:消化のいい食べ物とこまめな水分補給を心がける。
また、担当医に相談すれば下痢止めを処方してくれる

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日常生活で抗がん剤治療の副作用を軽減させるポイント

抗がん剤治療の辛い副作用だが、軽減させる方法はある。
上手に取り入れて、快適とまではいかなくとも少しでも苦痛を軽減させて
治療を続けたい。

ハーブティー

ハーブティーの中でも、ルイボスティーは解毒、精神安定、利尿の効果があり、
便秘にもいい
とされている。
リラックスしながら体内の毒素を排出できるのだ。

また、ゆず茶に含まれるビタミンCには抗がん効果もある

入浴

柑橘系の爽やかな香りのする入浴剤を使用して入浴をすると、
嘔吐などでやられた嗅覚を癒やしてくれる。
また、身体を芯からあたためて汗をかくと、デトックス効果もある。

日光浴

日光浴はがんに対抗してくれるミトコンドリアを活性化させる効果がある。
紫外線対策をして1日15分くらいを目安に日光浴をしよう。

ペットセラピー

 
動物が好きなのであれば、ペットセラピーも効果を期待できる。
抗がん剤治療の辛い副作用を直接的に軽減してくれるものではないが、
闘病で疲れた心を癒やしてくれること間違いない。

好きなことをする

映画を観る、歌を歌う、絵を描く、漫画を読む、ゲームをするなど、
好きなことをするとだいぶ気分転換になるようだ。
比較的調子がいい日が実践してみるとリフレッシュできるかもしれない。

よく使用される抗がん剤【がん種別】

代表的な
がん腫
主に利用される抗がん剤
肺がん ・シスプラチンとイリノテカンを組み合わせたIP療法
・カルボプラチン、パクリタキセルを組み合わせたTC療法
・カルボプラチン、ドセタキセルを組み合わせたDC療法
・シスプラチン、ゲムタシタビンを組み合わせたGP療法
・エルロチニブ
乳がん ・シクロホスファミド、ドキソルビシン、フルオロウラシルの組み合わせたCAF療法
・上記フルオロウラシル以外の2剤を使うものをAC療法、ドキソルビシンの代わりにエピルビシンを用いたCEF療法
・シクロホスファミド、メトトレキサート、フルオロウラシルを組み合わせたCMF療法
膵臓がん ・オキサリプラチン、イリノテカン塩酸塩水和物、レボホリナートカルシウム、フルオロウラシルの4つの薬を併用するFOLFIRINOX療法
・テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウムの配合剤
・ゲムシタビン
大腸がん ・フルオロウラシル、レボホリナートカルシウム、オキサリプラチンを組み合わせたFOLFOX4療法
・上記にイリノテカンを加えたFOLFIRI療法
胃がん ・テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウムの配合剤
・フルオロウラシルとシスプラチンの組み合わせのFP療法
前立腺がん ・ドセタキセル
・カバジタキセル
肝臓がん ・エピルビシン
・ドキソルビシン
・ソラフェニブ
悪性リンパ腫 ・アドリアマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、ダカルバジンを組み合わせたABVD療法
・シクロホスファミド、アドリアマイシン、オンコビン、プレドニゾロンを組み合わせたCHOP療法
・CHOP療法にリツキシマブを組み合わせたR-CHOP療法
食道がん ・シスプラチンとフルオロウラシルの2剤を組み合わせたPF療法
・ネダプラチン
・ドセタキセル

抗がん剤治療中の食事について

抗がん剤治療中の食事は、気をつけなければならないことがある。
ただ、ポイントをしっかりとおさえて無理のない食事をすれば、
副作用も最小限に抑えられるだろう。

気をつけるポイント

抗がん剤治療中は副作用で吐き気が伴うことが多い。
そんな時は無理に食べようとせず、症状が落ち着いてから
食べられる物だけを少量ずつ食べるようにしよう。

食事の前はレモン水や番茶などでうがいをすると、嘔吐の予防になる。
食事はゆっくりと食べるようにし、食事の温度は常温程度に冷ましてから食べよう。

食後2時間は仰向けに寝ないようにし
衣類などで身体を締め付けないようにしてリラックスして過ごすといい。

食べ物のにおいが原因で吐き気をもよおすことが多いため、
食事の時は窓をあけてよく換気をすることも重要だ。

栄養補助食品(サプリ)

どうしても食事が進まない時は、サプリなどに頼るのもひとつの手だろう。

マルチビタミン

抗がん剤治療中の多くの人は、食事から充分なビタミンを摂取することができない。
どうしてもビタミンが不足してしまうため、
マルチビタミンのサプリメントでビタミン類を摂取するといいだろう。
特にビタミンCには抗がん作用があるため、がんと闘っていく上で重要な栄養素だ。

ホエイプロテイン

抗がん剤治療中の患者は筋肉量の低下によるサルコペニア(筋肉やせ)がみられ、
そのために予後が悪くなるとも言われている。
手軽に良質なたんぱく質が摂れる
ホエイプロテイン(特に分岐鎖アミノ酸であるロイシンとビタミンDが入ったもの)がおすすめだ。

抗がん剤治療と併用可能な特許成分「フランDグルコース」とは

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注目の抗がん食品、フランDグルコースの詳細

注目の抗がん食品、フランDグルコースの詳細

がん種によっても異なるが標準治療では、主に手術を第一選択肢とし、放射線治療や抗がん剤治療を組み合わせておこなわれる。過去の確率から最も有効な治療の組み合わせが選択されるが、その成績は必ずしも良いものではない。 それは抗がん剤や放射線でがん細胞を叩くよりも、がんの増殖・成長、転移のスピードのほうが勝っていることをあらわしている。当然のことながら、がんを根治するためにはその増殖・成長、転移のスピードより優位に立つ必要がある。 そこでがん治療においては、従来の三大標準治療に加え、癌抑制遺伝子の働きや免疫の働きにも軸足をおいた、様々な研究に取り組まれている。 その先駆けとして、私たちが2015年と2016年の日本癌学会学術総会において発表し、各方面から大きな反響を呼んだ抗腫瘍活性成分、フランDグルコースもその一つだ。その詳細はこうだ。

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