2018年4月25日(水)
56歳 女性/肺がん ステージ4/1993年7月に発症
初回のがんで骨に転移あり。症状は比較的良好で、抗がん剤などの化学療法と補完医療としてフランDグルコースを併用
今の抗がん剤を使い始めてまもなくフランDグルコースを食べ始めたので、実際にどれだけ効果があったのかは分かりません。 でも、マーカーの数値を見る限り絶対マイナスにはなっていないと思います。
がんの治療では発生部位によっても異なるが、一般的に手術(外科治療)、薬物療法(抗がん剤治療)、放射線治療が三大治療とされ標準治療とされている。
過去の治療実績をもとにステージ(進行度)によって方針を決め、単独または併用して治療がおこなわれる。
まずはこれら標準治療を滞りなく受けきることが、がんを克服するための絶対条件ではあるが、さらに近年ではこれら標準治療に加え補完代替医療など様々に「がんに効く」とされる選択肢が増えている。
がんの治療には標準治療として保険適応になるものから、先進医療として混合診療の対象となるもの、保険適応外のものまで様々だ。ここでは保険適応・保険適応外の区別なく様々な選択肢について簡単に紹介したい。
標準治療に加え取り入れられる選択肢には、先進医療に分類される陽子線や重粒子治療、さらに免疫治療や温熱療法といった自由診療による治療、健康食品やサプリメント、食事療法などの補完代替医療が存在する。
多くのがん種において標準治療として適応されているX線やγ線による放射線治療のほか、先進医療に分類される陽子線や重粒子治療がある。
自分自身の免疫機構によりがん細胞を攻撃することを目指した治療法で、手術、抗がん剤、放射線につぐ第4のがん治療とされている。免疫細胞、サイトカイン、抗体等を活性化し免疫機能を目的の方向に導く治療法で「サイトカイン療法、細胞免疫療法、ワクチン療法、抗体療法、遺伝子治療、BRM療法」など様々な種類が存在する。
がん細胞は正常細胞に比べ熱に弱いという性質を持っており、温熱療法はそのメカニズムを利用して、がんに加温することで治癒を目指す治療法だ。全身を加温する「全身温熱療法」と、がんやその近くだけを加温する「局所温熱療法」とがある。
がん治療中によいとされる主な食品には、ヨーグルト、納豆、海藻類、きのこ類、にんにく、バナナ、野菜などがある。
代替医療には、食品由来成分による健康食品やサプリメントを代表に、食事療法や漢方・鍼灸・マッサージなどの種類がある。
特に私たちシンゲンメディカルが補完代替医療として研究を進めているのが、2015年・2016年の学会において発表した「フランDグルコース」だ。
「フランDグルコース」はシンゲンメディカル札幌研究所において発見し、2017年には「抗腫瘍剤の製造方法」の特許を取得している。
本来がんが成長するための栄養素である「糖」に着目。
その糖を「フランDグルコース」として特殊加工することで、がんに効率的に取り込ませ、栄養とせず成長を阻害させることに成功した成分だ。
がん幹細胞を移植したマウスに、フランDグルコースを4週間に渡り経口飲用させた結果、がんの成長を大きく阻害することが確認され大きな注目を集めることとなった。
現在では医科大学との共同研究に加え、フランDグルコース含有食品によるヒトへのモニター試験の取り組みもおこなわれている。
▶︎フランDグルコースの症例報告PickUP!メディカルニュース
抗腫瘍活性で注目されるフランDグルコースのメカニズムとは?
がん種によっても異なるが標準治療では、主に手術を第一選択肢とし、放射線治療や抗がん剤治療を組み合わせておこなわれる。過去の確率から最も有効な治療の組み合わせが選択されるが、その成績は必ずしも良いものではない。
それは抗がん剤や放射線でがん細胞を叩くよりも、がんの増殖・成長、転移のスピードのほうが勝っていることをあらわしている。当然のことながら、がんを根治するためにはその増殖・成長、転移のスピードより優位に立つ必要がある。
そこでがん治療においては、従来の三大標準治療に加え、癌抑制遺伝子の働きや免疫の働きにも軸足をおいた、様々な研究に取り組まれている。
その先駆けとして、私たちが2015年と2016年の日本癌学会学術総会において発表し、各方面から大きな反響を呼んだ抗腫瘍活性成分、フランDグルコースもその一つだ。その詳細はこうだ。
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