放射線治療の種類と効果・副作用

2017年10月18日(水)

放射線治療は、がんとその周辺を治療する局所療法に分類される標準治療のひとつである。

この治療は一般的にその他の治療と併用しておこなわれることが多く、がんの根治から、症状の緩和を目的とするものなど治療の適用範囲は広い。

また近年では、先進医療とする陽子線治療や重粒子線治療などが、公的保険適用外の分野で行われることもあるようだ。

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放射線治療は、体の外から治療をおこなう「外部照射」と、体の内側から治療をおこなう「内部照射」に大きく大別される。

放射線の種類

外部照射
放射線治療の種類 放射線の種類 公的保険適用がんの種類
電磁放射線 X線 限定なし(条件がある)
γ(ガンマ)線 保険適用の可能性あり:脳腫瘍、脳転移のあるがんなど
粒子放射線 α(アルファ)線
β(ベータ)線
電子線
陽子線 保険適用の可能性あり
重粒子線 保険適用の可能性あり
中性子線
内部照射
放射線治療の種類 放射線の種類 公的保険適用がんの種類
密封小線源治療 X線 保険適用の可能性あり:前立腺がん、口腔がん、皮膚がん、乳がんなど
β(ベータ)線
γ(ガンマ)線 保険適用の可能性あり:(組織内照射)前立腺がん、口腔がん、皮膚がん、乳がんなど。(腔内照射)子宮腔がん、腟腔がん、口腔がん、食道がん、気管支がん、直腸がんなど
非密封放射性 α(アルファ)線 保険適用の可能性あり:甲状腺がん、悪性リンパ腫、骨転移がん
β(ベータ)線
γ(ガンマ)線

原則的には標準治療として公的保険の範囲内でおこなわれるが、陽子線治療や重粒子線治療などの粒子線治療などでは、研究段階の先進医療として公的保険適用外のがんでも治療が行われることがある。

放射線治療の目的

放射線治療をおこなう目的には、根治を目指すものと症状を緩和するものがある。

根治を目指す放射線治療
放射線治療単独単独でおこなう放射線治療。再発・転移をきたしたがんであっても局所にとどまる場合は適応することがある。
化学放射線療法放射線治療と抗がん剤を併用しておこなう治療。
補助療法手術や抗がん剤などの薬物療法を治療の主体とし、その補助として放射線治療を併用する。手術と併用する場合に術前照射、術中照射、術後照射のタイミングがある。
症状緩和を目指す放射線治療
転移による痛みの緩和や、がんによる気管や血管、神経などの圧迫症状を緩和する目的でおこなわれる。

放射線の副作用と対処

放射線治療においての副作用は、治療中または治療終了直後に現れる急性期と、治療後半年から数年後に現れる晩期の2パターンが存在する。
急性期の副作用・症状と対処法
場所 症状 対処
全身 疲労感、だるさ、倦怠感 治療中は過度な運動を避ける。また、十分な睡眠をとり無理はせずに休む。
食欲不振 少量ずつ数回に分けたり、高カロリーの食事をとる。それでも食事ができない場合は、担当医と相談。
感染しやすい(白血球減少)、貧血(赤血球減少)、出血しやすい(血小板減少) 広範囲に放射線治療を行なっている場合に多い。白血球、血小板の減少が顕著な場合には治療を休止することがある。
局所 皮膚の変化 放射線皮膚炎は放射線治療特有の症状であるため、予防的ケアが重要になる。照射部位を擦ったり掻いたりしない、入浴やシャワーはぬるめのお湯で短時間にする、などの対処が必要。

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