肛門がんの治療法や生存率について

2017年8月8日(火)

肛門がんは大腸がんの一種であり、肛門縁周辺の細胞や直腸肛門接合部までの肛門管内の細胞に発生するがんのことである。

発症頻度は極稀であるが、60歳から70歳に多く見られる。肛門管上部のがんは比較的女性に、肛門縁のがんは男性に多く見られるのが特徴である。

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【肛門がんの症状】

・肛門からの出血・肛門の腫瘤・肛門部の痛み・繰り返す頑固な痒み・細い便・肛門から膿や粘液の分泌・排便の際のいきみの増加

痔核の出血は、鮮血が紙についたり、ポタポタ落ちたり、便器を真っ赤に汚したりするが、肛門がんの場合はやや赤黒い血液が分泌物と一緒出て、下着を汚したり紙についたりする症状があらわれる。

痔核の症状とかなり似ているため、そのまま放置してしまうケースも多いようだ。

症状の程度に関わらず、上記の症状が当てはまる場合は早急に検査をすべきである。

肛門がんの原因

肛門がんの真の原因はわかっていないのが現状であるが、肛門がんに関する危険因子はある程度わかっている。

・年齢が50歳以上
・肛門性交をしているど
・有害化学物質によりがんのリスクを増大させる喫煙
・肛門のイボやほくろががん化する
・前立腺、子宮頸部、膀胱、直腸などの骨盤臓器のがんに放射線治療を行った
・免疫力低下の状態(免疫反応を低下させる薬を使っている場合、あるいはHIVに感染している場合はリスクが高い)
・慢性的な局所炎症(慢性裂肛が肛門の開放創に長期に存在するとリスクが少し高くなる)

また、扁平上皮がんや肛門上皮内がんは、ヒトパピローマウイルスの感染により発症することがわかっている。
このウイルスを持った相手との性交渉によって発病することからHIV陽性者や肛門性交の受け側は、肛門がん発症のリスクが高くなるのだ。

【肛門がんの治療法】

切除が可能であれば、手術をするのが原則である。
80%以上は肛門も一緒に切除して人工肛門とする腹会陰式直腸切断術(肛門からS状結腸の一部までを切除する手術)による治療を行う。

手術不能症例や進行症例については放射線治療など、肛門括約筋の温存などを目指す治療を行うケースがある。手術後に残存腫瘍が認められた場合にも、放射線治療を行うことがある。

【転移・再発について】

肛門がんが進行すると、複数のリンパ節に転移し、そこから様々な臓器に広がっていく傾向がある。

リンパ節転移

肛門がんは、まず直腸付近のリンパ節に転移しやすい。手術によって肛門がんの病床を摘出したとしても、その後のリンパ節への転移率は約50%と、非常に高いのである。
そのため、鼠径部などのリンパが痛んだり腫れたりといった症状が悪化してきた際は要注意だ。

リンパ節に転移すると、尿道や膣、膀胱などの近くの臓器に転移する原因になってしまう。さらに進行すると、遠くの臓器にまで転移が広がってしまう場合もある。

また、転移はしていなくても、再発する可能性はある。これは肛門がんに限ったことではないが、たとえ医師による適切な処置を受けたとしても、再発してしまう時はしてしまうのだ。

肛門がんステージ別5年生存率

ステージ5年相対生存率
ステージ094%
ステージI91.6%
ステージII84.8%
ステージIIIa77.7%
ステージIIIb60%
ステージIV18.8%
※データは大腸がん全般のもの

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抗腫瘍成分「フランDグルコース」が学会で注目され、特許をも取得できた理由

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がんを克服するには、がん細胞の増殖・成長速度よりも早くがん治療が優位に立つことが大きな鍵だと言える。

がんの3大標準治療での第一選択は手術が多く、そこに抗がん剤や放射線が併用されることになる。この治療が現在最も有効とされているが、治療成績は必ず良好だとは言い切れず、がん細胞の増殖・成長速度に負けてしまう症例もある。
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