小細胞肺がん治療と使われる抗がん剤

2017年10月18日(水)

小細胞肺がんは、肺がんの中でも増殖が速く転移しやすい厄介ながんだ。
早期発見も困難で、手術だけでは再発しやすいとも言われている。

そんな小細胞肺がんの治療には、どのような手法がとられるのだろうか。
また、どのような抗がん剤が使用されるのだろうか。

この記事では、小細胞肺がんの特徴や治療、抗がん剤などについて詳しく記載していく。

▶小細胞肺がんの治療を後押しする特許成分「フランDグルコース」とは

小細胞肺がんの原因

小細胞肺がんは、肺がんの中でも喫煙との関連が特に強いと言われている。
以下のような習慣がある場合、小細胞肺がんにかかるリスクが高まる。

  • 現在、習慣的に喫煙を行っている(日に20本以上吸っている)
  • 今は吸っていないが、過去にタバコを吸っていた
  • 家族やまわりの人が喫煙するため、日常的に副流煙を吸っている

喫煙は小細胞肺がんのリスクをグンと高める。
小細胞肺がんはもちろんだが、その他様々ながんの原因となりうる喫煙、控えられるものなら控えたいところだ。
禁煙サポートグッズなどを活用してみてもいいだろう。

小細胞肺がんの特徴と治療法

限局型

限局型の小細胞肺がんは、片側の肺、両側肺の間の組織、近くのリンパ節だけに見られる肺がんだ。

限局型の小細胞肺がんは放射線が照射できる範囲にがんがとどまっているため、治療には化学療法に加えて放射線治療を併用することが多い

この方法を用いると、生存率が上がることが知られている。

併用法には大きく分けて2種類あり、化学療法が一通り終了した後に放射線治療を開始する方法と、化学療法と放射線治療を同時に開始する方法とがある。

患者の体力的に許されるようであれば、同時に治療を進めたほうが治療成績はいい。

また、小細胞肺がんは細胞分裂が速く、1日1回の放射線治療では、次の日の放射線治療までの間に放射線治療が効きにくい細胞が出現してしまう場合があるため、1日2回照射法が開発された

進展型

進展型の小細胞肺がんは、放射線を照射できる範囲をこえてがんが広がっている状態のことを指す。
他の臓器に転移しているか、原発巣以外の肺に転移している、もしくは両側に胸水がある状態や原発巣と反対側の肺門のリンパ節への転移があるなどの状態である。

このような進展型の小細胞肺がんの治療には、化学療法か予防的全脳照射が行われる
ただし、患者の体力的に化学療法を行えない場合もある。

そこで、限局型の小細胞肺がんで強く推奨されているのが予防的全脳照射だ。
この予防的全脳照射は、限局型よりも進展型の有効性データのほうが少ないが、治療によりがんがほぼ消失したと判断された場合は限局型同様に脳全体への予防的全脳照射が推奨される。

▶副作用なく小細胞肺がんの進行を阻害する「フランDグルコース」の実力

小細胞肺がんの治療に利用される抗がん剤

小細胞肺がんの抗がん剤治療では、プラチナ製剤(シスプラチン、カルボプラチン)と呼ばれる薬剤と、他の抗がん剤を併用して治療を進めていくことが多い。


プラチナ製剤シスプラチン、カルボプラチン
併用される抗がん剤イリノテカン、エトポシド、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、アムルビシン

シスプラチン+塩酸イリノテカン(PI療法)と、シスプラチン+エトポシド(PE療法)とがあり、シスプラチン+エトポシド(PE療法)よりもシスプラチン+塩酸イリノテカン(PI療法)のほうが生存期間の延長効果に優れているようだ

しかし、シスプラチン+塩酸イリノテカン(PI療法)の副作用が懸念される患者に対してはシスプラチン+エトポシド(PE療法)が推奨される。
シスプラチン+エトポシド(PE療法)はその他の抗がん剤治療よりも放射線治療の効果を増大させる効果があり、なおかつ副作用も強くないのが最大の特徴だ。

高齢者や状態が悪い患者でも、なるべく2剤併用の抗がん剤治療が推奨されており、そのような場合はカルボプラチン+エトポシド療法がよく行われる。

以下に表でまとめる。


一般的に推奨される抗がん剤治療シスプラチン+塩酸イリノテカン(PI療法)
PI療法の副作用が懸念される場合シスプラチン+エトポシド(PE療法)
高齢者、一般状態がわるい患者カルボプラチン+エトポシド療法

小細胞肺がんの治療をサポートする特許成分「フランDグルコース」

PickUP!メディカルニュース
末期がんでも希望を持てる?特許成分「フランDグルコース」の驚くべき抗腫瘍活性について

末期がんでも希望を持てる?特許成分「フランDグルコース」の驚くべき抗腫瘍活性について

がんの標準治療は、手術・抗がん剤・放射線の3つが中心となり、がんの状態に合わせて治療法が検討され、現在では、この3つの併用治療が最も有効だと言われている。 しかし標準治療を持ってしても、治療成績は良好だと言い切れず、がん細胞の増殖・成長速度に負けてしまう症例もある。 そのため、多くの研究者・研究機関が今もなお、癌抑制遺伝子の働きや免疫機能にも着目し、多種多様な研究が行われている。 また、2015年と2016年と学会において大きな衝撃を与えた、シンゲンメディカルが発見した抗腫瘍活性成分「フランDグルコース」が2017年に特許を取得し、さらに一段と大きな注目を浴びている。その詳細はこうだ。

続きを見る

最新ニュース

※当サイトには医療・医薬品ではない、いわゆる食品成分に関する情報も含まれています。食品成分であるため一般の食品と同様に副作用やこれに類する何らかの影響を及ぼす可能性があります。また、一般の食品と同様に副作用やアレルギー反応などこれに類する何らかの影響を及ぼす可能性があります。尚、2016年現在、副作用やアレルギー反応などの報告はこれまでにありません。 当サイトの情報の正確性・公平性には最大限につとめていますが、効果や影響が保証されるものではありません。これらの情報には公的医療保険や高度先進医療などの適応に属さないものが含まれています。

最新ニュース

当サイトについて-

医療従事者の方を対象に、シンゲンメディカルが提供する製品情報を掲載しています。

お問い合わせ先

シンゲンメディカル株式会社
info@findmed.jp
お問い合わせはこちらで受け付けております。

最新ニュース

トップ