骨転移した前立腺がんの特徴と治療

2017年11月25日(土)

前立腺は男性にのみ存在する臓器である。
65歳以上になると前立腺がんになる確率が上がり、80歳以上になると20%前後の男性に前立腺がんが認められるという。

前立腺がんは、がんの中でも骨転移しやすいがんだ
初期症状は乏しく、がんがある程度進行しなければ症状は出ない。

それでは、前立腺がんが骨に転移した場合は、どのような症状が起こるのだろうか。

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前立腺がんの骨転移とは

前立腺がんは比較的早く骨に転移することがある。
前立腺がんの転移の中でも骨転移は8割以上を占め、非常に高い割合だ。
背骨や肋骨、骨盤などへの転移が多く見受けられるため、前立腺がんで転移が疑われた場合はまず必ず骨シンチグラフィーという検査を行う。

骨シンチグラフィー検査とは

骨シンチグラフィー検査とは、放射線同位元素(ラジオアイソープ)を使ったRI検査の一種だ。
骨折や骨腫瘍(がんの骨転移)などを調べるために用いられる。

骨にできたがんに集まる性質を持つ弱い放射性物質(テクネチウム)を静脈に注射し、特殊なカメラ(ガンマカメラ)で撮影して薬が集まっている箇所を確認するという検査だ。

X線撮影よりも骨の異常を早期に発見することができるため、前立腺がんの骨転移を確認する際に大きく役立てられている。

前立腺がんが骨転移した時の症状

前立腺がんが骨転移した時の症状 痛み、骨折、麻痺、生活の質の低下

痛み

前立腺がんが骨転移して正常な骨を壊し始めると、その骨の部分に痛みが生じる。
最初のうちはちょっとした違和感から始まり、だんだんと痛みに変わっていく。
骨に少し力を加えた時だけ痛んでいたものが、ほんの少しの動作だけでも痛むようになってくるのだ

痛みの程度は患者によって様々だが、鈍痛から歩行が困難になるほどの激痛を伴う場合もある。

骨折

上記のような痛みがあるにも関わらず我慢していると、あるときほんの日常の動作で骨折してしまう。
通常の骨折のようにギプスをあてて治療する効果はなく、骨折部にいるがんが骨が治るのを妨げる。前立腺がんの骨転移による骨折は、手術による治療が必要になるのだ。
痛みが悪化している場合は早めに主治医に相談しよう

麻痺

麻痺は、前立腺がんの骨転移の中でも最も重大な症状だ。
背骨にがんが転移し、脊椎を傷つけることが原因で身動きがとれなくなる。
脊椎を損傷すると、その障害は永続的で、機能回復は見込めないのだ。
要するに、いくら体力に自信があっても、一度脊椎を損傷してしまったら麻痺から解放されることはない

排泄コントロールもできなくなるため、自分ひとりでは用を足せなくなってしまう。
また、寝たきりになってしまうため、床ずれができ、感染をおこせば膿汁が出て、悪臭を放つことも

しかも、残念なことにこの状態で長期療養を受け入れてくれる医療機関は多くない。
自宅での介護も、精神的、経済的負担が大きくなるだろう。

生活の質の低下

前立腺がんが骨転移を起こすと、痛みや骨折、麻痺により、生活の質が著しく低下する。
上で記したように床ずれや感染などによる精神的ストレスにより、がんとは関係なく寿命がグンと縮むとさえ言われているのだ

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前立腺がんが骨転移した場合の治療法

痛み止め

骨転移が確認された場合は、まず内分泌療法を行う。
これを行うことによって痛みは和らぐが、すでに内分泌療法を行っている患者には、骨転移の進行を阻害する薬として「ビスフォスフォネート製剤」を投与する。

この薬はがんによる骨を壊す細胞の働きを抑え、骨を作る細胞にカルシウムを取り込ませて骨を硬くするという作用が期待できる。

放射線治療

薬剤による治療を行っているにも関わらず、骨転移が進行し痛み止めでは対処しきれなくなると、放射線治療が検討される。

前立腺がんの骨転移に対する放射線治療は、主に痛みをコントロールする目的で行われる。
1回の照射は約10〜20分程度で、1つの病変部位に対して10〜20回照射するのが一般的だ。

照射中に痛みを感じたり熱を感じたりすることはないため、身体的ストレスは比較的軽いだろう。

手術

全身の状態が良好な場合は、手術を行う場合もある。
手術によって痛みのある部分を削り取ったり、脊椎固定術を行うのだ。
骨折の場合は大多数のケースでは、骨の本来持つ機能を回復させられる。
プレートやスクリュー、人工関節が大活躍するのだ。

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がん原因を狙い撃つフランDグルコース、そのメカニズムとは?

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前立腺がんおいてもメカニズムは複雑で全てが解明されているわけではない。今のところ、遺伝子の傷つきや増殖スピードなどにより、発症する人しない人の差は生まれている。 それは、その人が持っている「癌抑制遺伝子」や「免疫力」などの「がんの阻害力」の違いにあると思われる。 そこでがんの研究においては従来の三大標準治療に加え、癌抑制遺伝子の働きや免疫の働きにも軸足をおいた、様々な研究に取り組まれている。 2015年と2016年の日本癌学会学術総会において発表し、その臨床結果に大きな大きな反響を呼んだ抗腫瘍活性成分「フランDグルコース」もその一つだ。そのメカニズムの詳細はこうだ。

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