音波検査とマンモグラフィそれぞれでしか確認できない乳がんもあるため、通常は両方の検査を行います。その上で必要な場合は、MRI、CT、生検を行い確定診断をします。
◼︎ 視触診
乳房の状態や変形、しこりの有無やリンパ節の状態を調べます。
◼︎ マンモグラフィ
乳房のX線検査で、上下・左右から乳房を挟んで圧力をかけ、組織が石灰化している部分やこぶ状に固まっている部分を確認します。
◼︎ 超音波検査
乳房に超音波をあてて画像をつくり、がんを確認する方法です。40歳以下の場合は乳腺の密度が濃く、マンモグラフィでは確認しづらいため、超音波検査が主になります。
◼︎ 細胞診検査
最終的な確定診断には病理検査が必要です。細い針を刺す細胞採取や、マンモグラフィや超音波検査で確認した際に、組織の一部を採取するマンモトーム生検などがあります。
以上の検査で確定診断が行えない場合(小さなものや画像では確認しづらいもの)はしこりを部分切除して診断することもあります。