胆道がん(胆のうがん・胆管がん・乳頭部がん)生存率と治療

2018年7月19日(木)

胆道がんは、自覚症状が乏しいために、早期発見が難しいがん種である。

そのため、発見時にはすでにリンパ節や臓器にまで転移している状態で発見されることがある。

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胆道がんの治療は、主に手術や薬物療法、放射線治療が行われるが、閉塞性黄疸がある場合、感染を合併(胆管炎)するため、がんに対する治療の前に胆汁の通り道を確保する治療を優先することがある。

また、胆汁と膵液の流れが滞っていないかが常に問題になるため、PTC、ERCP、MRCPなどで流れの状態を調べたり、ステントと呼ばれる細い管で通り道を確保する治療が行われる。

胆道がん外科治療の治療基準

症状 治療法
切除可能な場合

胆管がん: 手術前の処置として、胆管炎や胆道狭窄による肝機能障害を起こしている場合、術前に胆道ドレナージを行い、胆汁がうまく流れるように処置をすることがある。また広範囲に肝臓を切除する場合には肝不全を防ぐために、切除する側の肝臓の門脈をふさぎ、残す側の肝臓の血流を増やすことにより、残す側の肝臓を大きくする術前門脈塞栓術を行うこともある。

胆のうがん:どこまで浸潤しているかにより、術式が決められる。I期で胆のうの内側、粘膜や固有筋層にとどまっている場合、胆のう摘出術を行う。万が一、漿膜下層以上の浸潤が認められた場合、必要に応じて肝切除やリンパ節郭清を行う。がんが胆のうの漿膜下層または肝臓と接している結合組織に浸潤している場合、露出させないよう肝床を含み摘出する。また必要に応じリンパ節郭清、他臓器合併切除術、膵頭十二指腸切除術を行う。
切除不可能な場合 手術に耐える体力がない、もしくは全てのがんを取り除くことができないなどで、手術での治癒が難しい場合、化学療法を行う。また胆道閉塞症に対し、胆道ステントを可能な限り行い、手術・化学療法・放射線治療といった積極的にがんを攻撃する治療は行わず、疼痛コントロールなどQOLの維持を目的とした緩和ケアになる場合もある。

手術の場合、治療後の創の痛みが続くことがあり、痛みを我慢することでストレスになることもあるため、主治医とのコミュニケーションが大事になってくる。

胆道がんの5年生存率・10年生存率

病期 5年相対生存率 10年相対生存率
ステージI 52.7% 60.3%
ステージII 20.1% 27.4%
ステージIII 4.7% 16.2%
ステージIV 1.5% 2.7%

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胆道がん治療の未来を変えるフランDグルコースとは?

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胆道がん発生のメカニズムは複雑ですべてが解明されているわけではないが、今のところ有力な説では胆石や胆のう炎、胆管炎、潰瘍性大腸炎などの病気があると、胆道がん発症の危険が高まることがわかっている。

しかしすべての人ががんを発症するわけではなく、発症する人としない人の違いが生まれてくる。その理由は、その人が持っている「癌抑制遺伝子」や「免疫」などの「がんの阻害力」の違いにある。

がん治療においては従来の三大標準治療に加え、こうした癌抑制遺伝子の働きや免疫の働きに軸足を置いた、新たな研究に取り組まれ成果を上げつつある。

その先駆けとして、私たちが2015年と2016年の日本癌学会学術総会において発表し、各方面から大きな反響を呼んだフランDグルコースもその一つだ。その詳細はこうだ。

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