膀胱がんで受けるべき検査内容

2018年7月16日(月)

膀胱がんの場合、赤色や茶色の尿(肉眼的血尿)が出ることが最も一般的な症状である。

また、頻繁に尿意を感じる、排尿するときに痛みがあるなど膀胱炎のような症状を来すこともある。

知っていますか?がん細胞の成長を阻害する食品の存在

膀胱がんが疑われた場合、膀胱鏡検査と尿細胞診が行われる。膀胱鏡所見により、筋層非浸潤性がんか筋層浸潤性がんかの大まかな区別ができ、検査の結果次第で、エコー検査やCT検査などの精密検査を追加する。

膵臓がんの検査内容

検査 検査内容
膀胱鏡検査 膀胱鏡(膀胱の内視鏡)を尿道から膀胱へ挿入して行う内視鏡検査である。肉眼的にがんの発生部位、大きさ、数、形状などを確認する
尿細胞診検査 尿にがん細胞が出ていないかを顕微鏡で見て判定する検査である。尿細胞診検査は陰性、疑陽性、陽性の3段階、もしくは5段階法で評価する。しかし、検査の結果が陰性であるからといって、がんがないとはいえないため、他の検査と併せて判断する
エコー検査 体の表面にあてた器具から超音波を出し、臓器で反射した超音波の様子を画像にする検査である。がんが隆起しているタイプのものは、超音波検査でも診断可能なことがある
CT検査 他の臓器への遠隔転移の有無、リンパ節転移の診断、周辺臓器への広がりがどの程度かを診断する場合に有用である。
MRI検査 磁気を使い画像をつくる検査である。膀胱がんでは筋層浸潤がんの判断に使用される。
骨シンチグラフィ ラジオアイソトープを使って骨の病変(骨転移)を調べる
TURBT 膀胱がんの確定診断のためTURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を行う。一般的に全身麻酔もしくは腰椎麻酔で、病変部を専用の内視鏡で生検あるいは切除し、組織を採取する。採取された組織を顕微鏡で、がんの種類や筋層に浸潤しているかなどを確認する。

膀胱がんと診断された場合、ステージは腫瘍、リンパ節、臓器への転移がないかを分類するTNM分類によりステージが決まることになる。

膀胱がんの病期分類

分類 原発腫瘍の壁内深達度
TX 原発腫瘍の評価が不可能
T0 原発腫瘍なし
Ta 乳頭状非浸潤がん
Tis 上皮内がん(CIS)
T1 上皮下結合組織に浸潤する腫瘍
T2a 筋層の半ばまでの浸潤
T2b 浸潤が筋層の半ばを越えるもの
T3a 膀胱周囲脂肪組織への顕微鏡的浸潤が想定される
T3b 膀胱周囲脂肪組織への肉眼的にはっきりとした壁外浸潤が想定される
T4a 前立腺※、精嚢、子宮あるいは腟への浸潤
T4b 骨盤壁あるいは腹壁への浸潤

※前立腺にある尿道に上皮内がんが進展した場合、表在性がんが発生している場合、浸潤ではなく、多発している病態であり、T4aには分類されない

分類 所属リンパ節
NX 所属リンパ節の評価が不可能
N0 所属リンパ節転移なし
N1 小骨盤内の1個のリンパ節への転移を認める
N2 小骨盤内の多発性リンパ節への転移を認める
N3 総腸骨リンパ節転移を認める
分類 遠隔転移
M0 遠隔転移なし
M1 遠隔転移あり

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