食道がん検査の種類を知る

2018年7月16日(月)

食道がんの診断方法には、一般にX線による食道造影検査と内視鏡検査がある。

そのほか、がんの広がり具合をみるためにCT、MRI検査、内視鏡超音波検査、超音波検査などを行う。

こうした検査によって、がんの進行の程度を病期に分け、治療の方針を決めるためにとても重要である。

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食道がんの初期症状はほとんど自覚症状がないことが多く、健康診断や人間ドックの内視鏡検査などで発見されることが20%近くある。

また、症状が出たとしても継続的ではないため軽視してしまい、検査を受けないことで進行している場合も少なくない。

食道がんの主な検査

検査 検査内容
食道造影検査
(X線検査)
バリウムをのみ、食道を通過する箇所をX線で撮影する検査。内視鏡検査が普及した今日でも、造影検査は苦痛を伴わず検診として有用である。造影検査では、がんの場所やその大きさ、食道内腔の狭さなど全体像がみることができる
内視鏡検査 先端にCCD:固体撮影素子を搭載した内視鏡を用い、直接、消化管粘膜を観察する方法。内視鏡検査は、病変を直接観察できることが大きな特徴である。病変の位置や大きさだけでなく、病変の数、病巣の広がりや表面の形状、色調などから、病巣の数や、ある程度のがんの浸潤の深さを判断することができる
病理検査 内視鏡検査で、採取した組織にがん細胞があるのかを調べることができる
CT・MRI検査 CTは、X線を使い体の内部を輪切りにしたようにみることができる。体の内部を描き出し、治療前に転移や周辺の臓器へのがんの広がりを調べる。食道造影検査で認めた病変の広がりの長径もみる。進行したがんにおいては、進行度を判定するために最も重要な検査である。
MRI検査では磁気を使用し、さまざまな角度の断面をみることができるのが特徴。CTではヨード造影剤を用いるため、ヨードアレルギーのある方は医師に申し出てることが必要。MRIではガドリニウムという造影剤が用いられるが、ぜんそくやアレルギー体質の場合は副作用の起こる危険が高くなるため、医師に申し出ることが必要である
超音波検査 体外式の超音波検査は、腹部と首について行う。腹部では、肝臓への転移や腹部リンパ節転移の有無を調べ、頸部は頸部リンパ節転移を調べる。頸部食道がんの場合は、主病巣と気管、甲状腺、頸動脈などの周囲臓器との関係を調べるために行う
PET検査 PET検査では、放射性ブドウ糖を注射し、その取り込みの分布を撮影することで悪性腫瘍細胞を検出。ほかの検査で転移・再発の診断ができない場合に行うことがある
腫瘍マーカー がんの存在により異常値を示す血液検査の項目で、がんの種類に応じ多くの種類がある。扁平上皮がんではSCCとCEA、腺がんではCEAになる。他のがんにおける場合と同様に、腫瘍マーカーは進行した悪性腫瘍の動態を把握するのに使われているのが現状で、早期診断に使えるという意味で確立されたものはない。また、がんがあっても異常値を示さないこともある

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食道がんを狙い撃つ抗腫瘍成分フランDグルコース、そのメカニズムに迫る。

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がんの発生原因とされているものは喫煙や度重なる炎症など様々だが、それはあくまできっかけに過ぎない。それにより遺伝子に傷がつき、修復されずがん化し、それが抑制されずに増殖することでがんが発症する。

つまり食道がんを発症する前後に関わらずがんの暴走を食い止めるためには、その人が持っている癌抑制遺伝子や免疫力などの「がんの阻害力」の差にあると考えられている。

がん治療においては従来の三大標準治療に加え、こうした癌抑制遺伝子の働きや免疫の働きに軸足を置いた、新たな研究に取り組まれ成果を上げつつある。近年肺がんなどで標準治療に新たに追加された、免疫チェックポイント阻害薬なども記憶に新しいところだろう。

その先駆けとして、私たちが2015年と2016年の日本癌学会学術総会において発表し、各方面から大きな反響を呼んだフランDグルコースもその一つだ。その詳細はこうだ。

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